福澤アナ、TBS系「ピンポン!」盗聴工作で降板示唆
2007年 06月 07日
司会者の福澤朗フリーアナ(43)は番組内で「身の振りよう、番組の責任の取り方を考えています」と“降板”も示唆。
同局の井上弘社長(67)は定例会見で「一言で言えばバッカじゃないかという感じ」と同ディレクターを痛烈批判したが、局自体の報道姿勢についての謝罪はなかった。
「心から、心からおわび申し上げます」。「あまりにも非常識な当番組の暴挙であります」。相次ぐ謝罪の言葉。そこに、いつもの自信に満ちあふれた福澤アナの姿はない。
石川選手の同伴選手にピンマイクの装着を依頼するという番組スタッフが犯した過ちに、「今の気持ちを率直に言うと一番信頼していた友人に裏切られたという気持ちです」と視聴者に訴えた。
途中、こらえきれず涙声になる一幕も。
同局の木村郁美アナ(34)に画面が切り替わった後も、隣に立つ福澤アナの鼻をすする音や嗚咽がもれる音が聞こえた。
17年6月に日テレからフリーになった福澤にとって「ピンポン!」は、初の昼帯レギュラーであり、早稲田中学、早稲田高校で卓球部に所属していたことが番組タイトルの由来にもなっており、福澤の無念、悔しさも相当なもの。
この日の謝罪の中で「ぼくはこの番組の総合司会者です。総合司会者は当然総合責任者という意味も背負うわけです」とし、「ぼく自身の処分、身のふりよう、番組としての責任を考えている」と降板をにおわせる発言もあった。
石川真実編成局長は、放送での福澤アナの様子、発言について、「感情が高まっていたようだ。信頼していたスタッフへの叱咤激励と受け取っています。前日にゴルフ場のマナーについて自分が話していただけに、なおさら、感情的にもなったのでしょう」との見解を示した。また、現時点で、福澤アナからは、降板の意思表示などは「ありません」とした。
今年1月、捏造問題が発覚した関西テレビ「発掘!あるある大事典II」は打ち切り。その後、テレビ界への風当たりは強くなっているだけに、“最悪のケース”も考えられる。