マテラッツィまた頭突き食らった…イタリア・セリエA
2007年 01月 30日
インテルは敵地でサンプドリアに2-0で快勝し、リーグ記録の連勝を14に伸ばした。
昨夏のドイツW杯決勝でフランス代表MFジダン(34)に頭突きされたマテラッツィは前半7分、ラフプレーを注意したのをきっかけに相手MFデルベッキオ(28)にあごに頭突きされ、相手が退場処分となった。メッシーナのMF小笠原満男(27)はアスコリ戦(ホーム)のメンバーを外れた。
ドイツW杯決勝の悪夢が再現された。前半7分、GKセザールに相手MFデルベッキオが接触したのがきっかけだった。「何するんだ、この野郎!」マテラッツィが制止に入ると、デルベッキオの頭突きがあごと唇を直撃。その場に倒れたマテラッツィは口から流血。デルベッキオは一発退場処分となった。
「試合開始から約6分間に3度もひどいファウルがあって、セザールがチェフの二の舞いになるんじゃないかと思った」と、マテラッツィは接触プレーで頭がい骨を骨折したチェルシー(イングランド)のGKチェフを引き合いに出し、仲間を守ったことを強調した。
デルベッキオは試合後、「すべてのイタリア人に謝罪したい。冷静でいなければならなかったのに挑発に乗ってしまった」と猛反省。29日付のイタリアのスポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルトは「頭突きを呼ぶ男」の見出しで1面トップで大々的に伝えた。